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弁護士法人心 所沢法律事務所

交通事故の過失割合に納得できない場合はどうすればいいですか?

  • 文責:所長 弁護士 石田俊太郎
  • 最終更新日:2025年12月19日

1 過失割合は重要です

交通事故に遭った場合、自身にも過失がある場合は、過失割合に応じて損害賠償額が減額されます。

これを過失相殺といいます。

過失割合が大きくなれば、受け取ることができる賠償金額もかなり減額されます。

従って、過失割合は非常に重要であり、過失割合に納得ができない場合は安易に示談してはいけません。

2 事故状況の認定

過失割合で争いとなる場合は、双方の主張する事故状況に食い違いがあることが多いです。

そこで、事故状況を認定しなければなりません。

事故状況に争いがある場合、ドライブレコーダーがあれば、事故状況が記録されているため、解決することが多いです。

また、事故現場付近に防犯カメラがあれば、その映像を確認することも有効です。

このような、ドライブレコーダーや防犯カメラの映像は事故状況を直接証明するものですので、証拠としての力が非常に強いです。

これらのドライブレコーダーや防犯カメラの映像が無い場合、目撃証言があればそれを参考にし、または警察の実況見分調書等を取り寄せることもあります。

3 過失割合の決定方法

事故状況が認定できれば、次はその事故状況に対する評価、すなわち具体的な過失割合の認定です。

裁判所が監修した「別冊判例タイムズ38号」等を参照し、過失割合を認定します。

別冊判例タイムズ38号(以下、「判例タイムズ」といいます)には、かなり細かく類型化された事故状況が記載されており、各類型ごとに過失割合が定められておりますので、これに当てはめることで過失割合の問題は解決することが多いです。

他方、判例タイムズに記載された事故状況の類型にあてはまらない場合には、事故ごとの個別的な事情を考慮して、判断していくこととなります。

4 過失割合の話し合いは弁護士に依頼すべき

上記のように、過失割合の話し合いは、専門的かつ難易度が高い内容ですので、被害者の方が自ら行うにはハードルが高いといえます。

そこで、過失割合で争いがあり、納得がいかない場合は、弁護士に相談すべきです。

なお、弁護士特約は、ご自身に過失がある場合は使用できないと誤解されることも多いですが、ご自身に過失がある場合であっても、使用できます。

ご自身にも過失がある場合、過失割合に関する相談も含め、弁護士に相談されることをお勧めします。

5 弁護士法人心にご相談を

弁護士法人心には、過失割合に関して争いがある案件の解決実績も豊富にございます。

所沢で交通事故に遭い、過失割合で揉めてお困りの方は、弁護士法人心に一度ご相談ください。

弁護士法人心 所沢法律事務所は、所沢駅から徒歩圏内のアクセス便利な場所にございます。

また、お電話での相談も可能です。

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